活動報告

第13回例会卓話「役割の変化」

2015年10月02日

「役割の変化」      
米山学友会副会長 張 容慈様

みなさん、こんにちは
本日はお時間を頂き、ありがとうございます。
私は米山学友の張 容慈と申します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
簡単な自己紹介からはじめさせていただきます。
私は2002年~2003年横浜山手ロータリークラブで奨学生として一年間お世話になりました。
出身は台湾台北です。卒業後、日本で就職し、今現在は台湾系金型、プレス会社の日本オフィスで勤めいています。(2016年3月まで育児休暇)
実は、私は幼い時、両親のお仕事の関係で、約6年間日本(大阪)で生活をしていました。その後、父が体調を崩し、家族は日本から離れることになりました。
日本語、日本の文化にはじめて接したのは、1歳半からのことでした。帰国後、戦いが始まりました。
母のセリフは「日本語を忘れたら、一生後悔するよ」と、小学生から日本の学校で使っている教科書で沢山な宿題を出され、そして、日本語の読み書き、聞き取り特訓の日々が続きました。放課後、遊びたい気持ちでいっぱいな私、学校の宿題以外に、日本語の宿題が山ほどある。中国語のアニメ、ドラマをみると、すぐ消されて、「日本語にしなさい」とよく叱られました。その時、日本語に対する熱意はあまりなかった記憶があります。
ある日、中学生の私が、初めて、日本語を話せる喜びを感じました。そのきっかけは、教会関係の交流で、台湾と日本の青少年交流のイベントでした。そこで初めて、日本語を話せる喜びを感じました。簡単な通訳でしたが、私もできると自信がつきました。今、思うと、私は台湾で普通の小学生と違った生活をすごしていましたが、当時はつらかったが、今は、本当に良かった。厳しい母がいてくれてよかったと心から感謝をしています。
高校卒業後、すでに台湾の大学への進学が決まっていましたが、日本に来る気持ちが強く、再び来日しました。日本語の基礎があったからこそ、学校でのお勉強はもちろん、アルバイトも順調でした、そして、四年生のときに、米山奨学財団と出会いました。月一度の例会が楽しみで、さまざまな方と触れ合う機会ができ、他の財団と違うことを認識しました。他の財団は受かった時点で終点、米山は受かった時点が本当の意味でのスタートだと感じました。そして一生のお付き合いができる場です。
奨学生と違い、私は今学友として、様々な活動をしています。新しく入ってきた奨学生の受け入り、日本の生活経験交流などをはじめ、そして、日ごろお世話になっている地区の役員に感謝のイベント開催(国際料理大会)。また、東北大震災のボランティア奉仕活動、さまざまな場で活動を遂行しています。さらに、夏の夏季レクレーションでも、バス移動中に、クイズ、ビンゴ―ゲームなど、ロータリーアンの皆様、奨学生、学友の交流を深める機会を企画。年末パーティにも日本の着物体験など、さまざまなイベントの企画をしています。
奨学生の期間が終わったあとでも、学友として様々な活動を参加することができるのは米山だけです。
去年そして、一昨年私は学友としてインターアクトの海外研修活動に参加する機会を頂きました。
オリエンテーションの内容は、昨年度これがあったら良かったと感じた内容を追加し、台湾事情の説明、簡単な中国語会話という内容で三回実施しました。私自身、今年度は大勢の前で自信を持って話すことができ、中国語実用会話、演目の曲、そして台湾文化などの情報を研修参加者と共有することができました。今回はさらに研修スケジュールについて、現地のロータリークラブの方々と綿密な打ち合わせをすることができ、自分にとっても大きな成長でした。
研修を通して感じられた私自身の一番の成長は、やはり「役割の変化」でした。これまでは米山奨学生、学友として、「見守られる立場」でした。しかしこの海外研修では、「見守る立場」になったのです。インターアクト海外研修の参加は学友にとって特別な活動であり、普段得られないものばかりでした。すでに昨年度経験したこともあり、今年度も突然の通訳で何度か戸惑ったとこもありましたが、無事に研修プログラムを進めることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。通訳については、ひるむことなく、どの場面でも落ち着いて話をすることができるようになりました。また、うれしい言葉をインターアクターからもらい、いつかこのような場面で通訳として活躍したいという自分の夢を語ってくれました。
 妊娠八カ月で今回の海外研修に臨み、正直体調のことで不安な気持ちもありました。無事研修が終わり、参加された方々に色々と協力して頂き、本当に感謝しています。
二泊三日は短い時間でしたが、内容はとても濃く、そして様々な物事が凝縮されていました。家族揃って海外研修に参加することができ、忘れられない経験になりました。
役割はその場その場で違ってきますが、自分がその場でできることを精一杯やり遂げることが大事だと実感をしました。今年は、母としての役割も加え、今後も日本で充実な日々を家族と過ごしたいと思います。
最後になりますが、本日は卓話の機会をいただき、本当にありがとうございました。


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