活動報告

第17回例会卓話「バスケットボールの現状と横浜ビー・コルセアーズのできること、目指すこと」

2015年10月30日

『バスケットボールの現状と横浜ビー・コルセアーズのできること、目指すこと』
株式会社横浜ビー・コルセアーズ 代表取締役 岡本尚博様

皆様、はじめまして。
私は、横浜を拠点に活動しているプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」の岡本と申します。この度は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。

本日、皆様にバスケットボール界のこと、そしてバスケットボールで何ができ、また何を目指しているのか、ご紹介させていただきたく存じます。

1.横浜ビー・コルセアーズ(bjリーグ)とは
我々は、横浜を本拠地として活動するプロバスケットボールチーム、創設5年目の『bjリーグ』というというプロリーグに所属しております。
①地域社会に貢献する②青少年の育成に寄与する③障がいを持つ方へサポートする、という3つの理念に基づき、横浜を中心にに活動してまいりました。

チームは参入初年度3位(19チーム中)、翌2年目には、bjリーグチャンピオン(21チーム中)という快挙を成し遂げました。ところが、リーマンショックや大震災の影響から球団前経営者の本業が傾き、チャンピオンになった年に経営破綻、消滅の危機に陥りました。
その窮地を脱するために、bjリーグから再建要請もあったことから、2年前に業務委託という形で運営を任され、現在は代表取締役として事実上、経営を引き継ぎました。

bjリーグのプロデューサーをしていた立場から、また私自身、非常に天邪鬼(あまのじゃく)で、傍若無人で、乱暴者である(笑)ことから、本日同席してます植田を球団代表にして、それまでの「強くてカッコいいチーム」である前に、「応援していただく皆様にとって、自分の子供であり親戚の子供のように、皆様にとって近い存在、親近感の湧くチーム」作りを進め、応援していただきやすい環境作りから始めました。
また、「応援してください」という先に、応援していただく皆様に我々球団が「何ができるか、何をお返しすることができるか」を想像し、「皆様のお役に立てること」をしっかりと実施していくことからスタートしました。
その結果、選手・チア・スタッフ総動員で、イベントの盛り上げや動員の一助となるべく、今では年間150以上のイベントに参加させていただいております。また、 子供達のお役に立てるよう横浜を中心に県内の学校へ訪問し、バスケ・チアの指導も行っております。
お陰様で、少しずつではありますが、ファンクラブ数、観客動員数も回復傾向に動き出しました。

さて皆様、そんなバスケットボール界の昨今についてご存知でしょうか?
日本には現在、我々が所属する『bjリーグ』と社会人(企業)リーグの『NBL』の2つがございますが、元々は1つのリーグでした。その中から、①プロフェッショナルであること、②スポーツをエンターテインメントとして提供すること、③地域に根ざした球団として地域の皆様のお役に立つ、ことを目指し、bjリーグが11年前に発足いたしました。

2.バスケットボールの特色(既存スポーツとの差異)
バスケットボールは、野球・サッカーに比べ、地域の施設をそのまま活用できることから、ダンス・ライブなどの他のスポーツやエンタテインメントとのコラボレーションが容易です。また、球団の運営に関して、選手契約人数が他のスポーツに比べて少なく、また施設もコンパクトであることから、維持費が少なく、低コストで球団運営が可能です。
世界的に見てもバスケットボール競技人口は、サッカーに次いで多く、中でも女性の競技接触率が高いことが特色です。(神奈川県は日本一の競技人口を誇るバスケットボールの町)

野球・サッカーとは異なるアプローチで地域活性のためのスポーツとして活用することが可能なことから、東は青森、西はプロスポーツ不毛の地と言われた沖縄(3度の優勝を誇るbjリーグ屈指の球団)までbjリーグは現在全国で24チームで構成されております。
その中で東京、神奈川、埼玉、大阪、京都など都心部の球団は概して動員について苦戦しておりますが、地方の球団はそのエリアの公共財として、非常に高いメディア露出を実現し、大いに盛り上がっております。

前述通り、 NBL=企業のためのチーム(福利厚生)、bjリーグ=地域のためのチーム(オラが町のチーム)という理念の違いにより、11年前に分裂し、それぞれ独自の形で展開していくことになりました。

3.B.LEAGUE(Bリーグ)発足の経緯
そんな中、昨年の11月、国際バスケットボール連盟(FIBA)から会員資格の停止という決定を下されました。2つのトップリーグが存在するという事例含め、組織としてガバナンスが働いていないというのがその事由です。
この結果、男女ともにオリンピックの出場はもちろん、海外で試合することについてもNGというバスケットボール界最大のピンチを迎えました。

この事態に国が、未来ある子供達の夢を絶たないために、Jリーグで功績のある川淵三郎氏に、バスケットボール界の改革を依頼し、早急なガバナンス強化を求めた次第です。その結果、全国45チームからなる『B.LEAGUE』が発足し、来秋開幕することになりました。

4.B.LEAGUE(Bリーグ)とは
B.LEAGUEは、これまでのbjリーグとNBLのチームが混在するリーグです。
エリアは北海道から沖縄まで存在し、東京を本拠地とするトヨタや川崎を本拠地とする東芝などWorldwideな企業球団もあれば、我々横浜のように大資本 の母体を持たない球団も数多くございます。
B.LEAGUEは、球団のレベルにより1〜3(B1〜3で1が最高位)までの階層と3つのエリア(カンファレンス)という体制を敷いたことも、先行する野球・サッカーというプロリーグにはない初めての試みです。
参入するには、幾つかの要件を満たす必要がありました。
具体的には、①ホームタウンを定め、5000人収容可能なホームアリーナにて、年間8割(約24試合)のホームゲームを開催すること②債務超過がないこと(ある場合帳消しにできる具体的な計画を提出すること)③ユースチーム(下部育成チーム)を保有すること④年間の売上が2.5億円以上あること⑤地元の市区町村、並びに協会からの支援表明を受けること、など多くの球団にとってハードルの高い要件でした。

我々横浜ビー・コルセアーズにとってこの要件は高い高い壁で、2年目の経営破綻等ありましたので、当初、2部もしくは3部スタートというのが大方の予想でした。
しかし、ブースター(ファンクラブ)の皆様、スポンサー各社、株主の皆様、行政そして地元バスケ協会含め、多くの方々のご支援・ご協力により、大逆転(川淵さんのお言葉)でリーグ最高峰の1部リーグ(B1)での参入が決定致しました。

この1部参入は、これまで都市部の球団が抱えてきたマスメディアへの露出不足の問題を解決する大きな糸口となり、我々横浜ビー・コルセアーズの球団経営を一気に加速できるチャンスを与えてもらったことを意味します。(1部リーグは試合のTV中継、またスポーツニュースでの試合結果を放送予定)

5.横浜ビー・コルセアーズができること、目指すこと
さて、話は少し戻りますが、先ほど応援いただいた皆様のお役に立つであろうことの1つとして、我々チームに所属するアスリートは『体のプロ』であります。要するに「運動をすること・休養をとること・正しい栄養管理のもと食事をする=健康のプロ」です。それは、選手だけ特別に必要なものではなく、またバスケットボールだけのものではありません。「健康」は生活する多くの人にお役に立つことであり、多くの人が関心を寄せることです。
選手=健康のプロを管理することから培ったノウハウを、ホームタウンにお住まいの皆様にご提供することで、我々横浜ビー・コルセアーズは健康増進に貢献できると考えております。
また、バスケットボールは障がいをもつ方でも参加できるスポーツとして、どの競技よりも発展しております。車椅子バスケ、知的障がいをもつ 方のバスケ(IDバスケ)、聴力障害を持つ方のバスケ(DEFバスケ)、下肢・上肢それぞれに障がいを持つ方々のバスケ(ツインバスケ)などがあります。我々横浜ビー・コルセアーズは、ホームゲーム前にエキシビションマッチとして、それぞれのカテゴリーの試合を開催したり、クリニック(指導)をさせていただいたり、試合を観戦いただく機会を創出し楽しんでいただいたり、色んな形でサポート致します。
そして、子供達には、学校訪問や部活動訪問を通して、バスケ・チアのスキルアップのみならず、運動不足による基礎体力の低下を予防することにも貢献致します。

6.最後に…
野球・サッカーに続き、バスケットボールはこの先、3番目のプロスポーツとして発展していきます。我々横浜ビー・コルセアーズもその発展と共に成長して参ります。
皆様と皆様のお近くの方々のお役にたつことを前提に、これをご縁に応援していただければ幸いです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
本日はどうもありがとうございました。
◆試合日程
12/25(金)横浜文化体育館 19時試合開始(17時開場) vs 琉球ゴールデンキングス
12/26(土)横浜文化体育館 14時試合開始(12時開場) vs 琉球ゴールデンキングス
*その他の試合日程はこちら→http://b-corsairs.com/schedule/


◆ファンクラブ、選手・チア出演等その他のお問合せ
横浜ビー・コルセアーズ事務局 045−507−4544
担当/植田
HP/http://b-corsairs.com

右写真:2015.08.29 B.LEAGUE(Bリーグ)階層分け発表シーン(JBA日本バスケットボール協会 川淵三郎会長)


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