活動報告

第32回例会卓話「日本に留学しているスペイン人」

2016年02月26日

「日本に留学しているスペイン人」
      米山奨学生オルネド ペレスアロエ ルシア様

今年度の二回目の卓話をやらせていただきます。今回はスペイン人の目から見て、スペインと日本の文化の違いについて話します。この話の目標は、お互いの違いに気がつき、お互いを更に知り、更に深く理解できればいいと思っています。
まず交換留学生として初めて日本に来たときの体験について話します。最初は友達を作るのは難しかったけれども、山登りサークルに入り、日本の素晴らしい自然を囲みながら、私と同じ趣味のある日本人の友達を作れたことがありました。多くの山を登り、そして私のリクエストで富士山も登りました!
友達の話をしますと、日本とスペインの遊ぶ方法も結構異なっています。例えば、よく飲みに行くスペインの「バー」と日本の「居酒屋」の基本的な違いは、スペインのバーでは音楽が流れていて、立って飲みます。自分の友達と一緒に行きますが、隣のグループやバーにいる他の人達と話すのは普通です。しかし日本の居酒屋では座って飲み、それぞれのテーブルは完全に離れているため、自分の友達以外の人達と話すことはできません。ちなみに、スペインのバーでは、ナプキンやツマヨウジ、オリーブの実の種など、普通にそのまま床に捨ててしまいます。
そして友達と待ち合わせする方法も違って、今でもたまに悩んでいます。スペインみたいに、「今日ひま?」という誘い方はあまりなく、スケジュールを見ながら友達とアポイントを取らないといけないように感じることがあります。
次に社会人としての経験を少し話します。日本の企業に勤め、学生時代に特に印象を残っていた、ベルギーの女性作家アメリー・ノートンが書いた『畏れ慄いて』(1999年)という本に出てくるエピソードを何回も思い出しました。例えば、スペインでありえない、次のようなことはありました。一番新しく会社に入ったのは私であったので、毎朝みんなのテーブルを拭き、加湿器に水を入れ、そして会長がいらしたらコーヒーを入れないといけなかったのです。そしてランチの時にみんな一緒にお弁当を買いに出て、みんな一緒に大きいテーブルで食べていました。しかし一番大変だったのは、部長や先輩が飲みに誘われることでした。特に私の部長は「ノミュニケーション」をとても大事にしていて、誘われると行かないといけなかったのです。スペインでは、仲がいいなら職場の人たちと遊ぶのはありましが、上司と一緒に飲むのは滅多にないです。
最後に奨学生としてのこの二年間で感じたことをまとめて話します。ロータリアンや学友会のメンバー、世界中の奨学生と出会えて、米山奨学生でいられたのはとても豊富な経験でした。ロータリーとの出会いは、私の大学院生の時期に強い影響を与えています。日本にいる残りの時間も、私の近くにいる存在であり続けると信じています。そして、スペインへ帰国した後でも、絆を切らないでほしいです。
この二年間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。また遊びに来たいので、宜しくお願いいたします。


活動報告一覧へ戻る

Top