活動報告

第41回例会卓話「コミュニケーションのすれ違い」

2016年05月13日

「コミュニケーションのすれ違い」
経営コーチ 山崎洋実様

 山崎洋実と申します。鶴見の北寺尾に住んでおります。静岡出身の45歳になります。
専門学校卒業したのち大手の英会話学校でスクールマネジメントの勤務をしていました。毎月スクール生の募集と更新していく営業職と、先生と生徒の管理の仕事です。北千住校と池袋校の2校を担当した後で創設者の会長秘書を経験し、7年間在籍しました。
そのなかでお金ってどこに集まるかを肌で知ることが出来ました。全国500校ある中で成績の悪いところは立地が悪い、先生が悪いと人のせい、環境のせいにします。じゃあ人を変えようと私が責任者になりました。先生も一緒、立地も一緒、売っている商品も一緒で、私は成績不振の池袋校に赴任し翌月に全国一位になりました。
人の意識が低くなると絶対に数字が上がらない。
数字って、お金って、良い人と、良い気のところに集まるなということが7年間でわかりました。

 その後結婚し、退職し、専業主婦3年やりました。たまたまコーチングに出会ったら、自分が英会話学校で上手くいったのはコーチングだったんだと気が付きました。その時はビジネスコーチングをしたいと思っていましたが、出産子育ての真っ最中だったので、近所の子育て中のママさんにお話をさせて頂くことから始めました。
今日参加されている皆さんに非常に共感できることですが、祖父は静岡でプロパンガスの会社を創業し、六男の父は三代目として社長を継ぎました。どんなに遅くても、電話が掛かってくると軽トラックで出かけていく父です。なかなか社員がついてきてくれないということで苦労する父の姿をみて育って来ました。
42人の社員がいましたが、120人の人生を支えていくんだということを小学校5年生の時に言われて、社長って大変なんだと思ってました。

 それではみなさんにあるエピソードのお話をします。
私の主人は広島の福山出身で年に一度帰省します。
ある時、主人が帰省中に会社から休み中でも英語を勉強しなさいと言われていたので、夫を残して夫の両親と私と息子で映画を見に行くことにしました。それで夫がショッピングセンターに私たちを車で送ってくれました。その時の会話。

夫「帰りも迎えに来るからね」
私「わかった、ヨロシク」

 映画が終わってそろそろ帰ろうかと言ったら、お母さんが「洋実さん、タクシーで帰ろうよ。息子は英語の勉強しているんだから。」タクシーに乗り、旦那に電話しようとしたら、反対に電話が掛かってきました。

夫「いまどこ?」
私「あと5分で着くから迎えに来なくていいよ」
夫「もうショッピングセンターの駐車場で待っているんだけど」
私「先に帰っているから戻ってきて」

10分後、旦那がすごい形相で帰ってきて
夫「いい加減にしろ、迎えに行くって言っただろ。なんで電話の一本も寄こさないんだ。」
私「どうやって迎えに来るっていっていないじゃん」
と言って夫婦げんかが始まりました。
さあ皆さん、このなかで誰が悪いでしょうか?

 テーブルで1分間皆さんで話し合ってください。
さあこれで答えは「誰も悪くない」です。
中西さんは奥さんが悪いと言ってました。
女性だと旦那が悪いって言いますよね。
これはコミュニケーションの擦れ違いなんです。
こんな程度ってしょっちゅうありませんか?
なんでこんな擦れ違いが起きたのでしょう?
私たちは常に自分の世界で生きています。
自分の世界の当たり前を、人にも押し付けています。
自分の当たり前と相手の当たり前は違う、でも私たちは自分にしかないパターンは分からないのでそれしか出来ないのです。

 では実験します。
来週の例会に12時半より気持ち少し前に来てくださいと言えば、皆さんは何時に来ますか?
11時半に来ると言った岡本さんを、12時25分に来るといった橋本さんは、「馬鹿だな」と思っているんですよ。(笑)岡本さんにとって「気持ち早目」は1時間前。橋本さんの「気持ち早目」は5分前。
でもこれは当たり前なんです。私たちはこれで会話しています。出来るだけ早くやってね。ちゃんとやってね。自分のちゃんとという基準でやってくれなかったら怒りになります。
この人の世界はこうなんだという感覚の違いがあるんです。家族でもすれ違うのだから、他人ならすれ違うのは当たり前。皆が自分で当たり前をする、すれ違いをしているってことに気が付いてくださいね。
人は常に良かれと思った行動しかしません。でも皆それぞれの世界で良かれと思って生きているんです。
コミュニケーションの擦れ違いということは、
「自分と人は物差しが違うんだ」ということを覚えてください。

 最後に二つ目。
私はクチコミだけで仕事をすることが出来ています。
なんでそんなに上手くいくのか?と良くご質問頂きますが、私が一つだけ大事にしてきたものは専門的な用語で言うと「存在承認」ということです。
相手を大事にする、人を大事にするということです。
それは簡単です。相手の名前を呼ぶということです。
今日も私はワザと「岡本さん」と呼びました。
ある大手企業で、派遣さんの定着率が良い部署と悪い部署があります。定着率が良い部署の部長さんがやっていることが一つだけあります。派遣さんが初めて部署に来た時に、会社の中に女性が一人入ってきたら
その部長さんが「今日からくる鈴木さんですよね」と誰よりも早く気付いて声掛けるそうです。たったそれだけです。でもきっとその部長さんはいろんなところで声掛けているんです。そのたった一言で初日の気持ちって変わりますよね。

 どんな職場だろうと不安な気持ちのところにちょっとした声掛けるということはとても大事なことです。なかなか自分から声を掛けるということは出来ないんですよ。
仕事が上手くいっている方は、人を大事にしているということが上手くできています。自分からちょっと一言声を掛けてくことを人間関係は変わっていきます。コミュニケーションをしていかないと仕事も家庭も上手くいかないんですよね。でも何気なく自分の当たり前をやって、すれ違って損をしている人を沢山見かけます。

 今日からちょっと自分の当たり前ではなくって、相手と違うということをちょっと意識してコミュニケーションしてみてください。
本日は素敵な機会を頂き有難うございました。


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