活動報告

第11回例会卓話「ロータリーの友 あれこれ」

2016年09月16日

「ロータリーの友 あれこれ」

      一般社団法人ロータリーの友事務所
              所長・理事 渡辺誠二様


 『ロータリーの友』は、1952年に日本のロータリーの地区が二つに分割されることになり、分割後もお互いに情報交換ができるようなツールをということで、1953年1月に創刊されました。

○地域雑誌『ロータリーの友』
 全世界のロータリーの機関誌という位置づけで、国際ロータリーの本部が編集・発行している『The Rotarian』という雑誌があります。これは1911年ごろに創刊され、当初はどの国もこれを読まなければならないということで、われわれの先輩たちも英語で書かれたこの『The Rotarian』をお読みになっていました。その後、1970年代半ばに、『友』のような雑誌が地域雑誌として認定を受けられるようになり、『友』は1980年に認可を受け地域雑誌となりました。この背景には購読義務というルールがあります。購読の義務がかかっている以上、国際ロータリーの本部としては、何らかの審査をしなければ認定することができないということで、われわれも4年か5年に一度は必ず全部のチェックを受け、その上で承認を継続しています。
地域雑誌は認定を受けるために、『現職のガバナーまたはその指名人、次期ガバナーまたはその指名人、雑誌の編集長、元RI役員3名を含む、少なくとも6名によって構成される編集委員会からあらゆる面において直接の監督を受けなければならない』という規定があります。また、地域雑誌には幾つかの義務があり、例えば7月号では、全世界どこでも7月1日に就任したRI会長の写真を載せなければなりません。会長メッセージや財団の管理委員長の通信などは指定記事になっていまして、これらは必ず載せなければなりませんし、文章的にいじれないというものもあります。

○『ロータリーの友』の特色
 『ロータリーの友』は当初、横組みの雑誌として創刊されました。これは英語の文章をそのまま載せたというような都合もあったのかと思いますが、途中から縦組みの記事も出てくるようになります。現在はどのように分けているかといいますと、横組みはRI指定記事や月間の特集記事、ロータリー地域雑誌としての公式的な記事を載せていこうという編集になっています。縦組みは、クラブでこのような活動をしましたとか、私はロータリーに対してこう思うというような、日本のロータリアンのコミュニケーションの懸け橋となる投稿記事を中心に編集しています。1953年に私どもの先輩たちが企画をして、現在まで続いているDNAとして、ロータリーの友ではこの縦組みのほうを大事にしながらやっていこうと考えています。
○「心は共に」について
われわれ編集部が毎年どうするかという議論の下に、ぜひこれは続けたいということで残してきたのが「心は共に」というコーナーです。3.11に東日本大震災、今年は熊本・大分地震が起こりました。「心は共に」では東日本及び九州のロータリークラブの活動や、いろいろなことを要望するメッセージをまとめてきました。
私は東日本大震災の1カ月後に福島と仙台に行き、仙台のロータリークラブの皆さんにお世話になりながら、クラブとしていろいろな支援を始めている様子を見てきました。このことをぜひ大切にしていきたい、『皆さんのことを忘れませんよ』という世界中の仲間からのメッセージを震災の現場に伝えていきたいという思いで「心は共に」を続けています。日本中至るところで毎年災害が起きているのに、いつまでもこれをやっていたらそういったところに目が行かなくなるという声もいただきますが、それもこの中にうまくまとめながら、このような企画を続けています。

○『ロータリーの友』に関する諸注意
 皆さんから投稿をいただく「アット・ワーク」や「友愛の広場」というコーナーは縦組みの命となっていますが、このような原稿は掲載しませんという項目がありますのでご注意いただきたいと思います。まず、個人・団体をひぼう中傷したものや、地区やクラブのもめごとは載せることができません。それから、1カ月以内の活動報告という基準がありますので、あまり経過してしまったものはだめです。また、周年記念も載せることができません。何しろ日本には2300のクラブがあり、全部記事にするとどう頑張っても紙面に収まりませんので、お断りさせていただいています。それから、投稿は何文字以内ということを指定させていただいていますので、あまり字数をオーバーしていると載せることができません。
 また、『友』に載っている写真は国際ロータリーが契約しているプロに撮ってもらっている場合があります。これは使う範囲を決めた契約になっていますので、クラブ単位でダウンロードしてどんどん使ってしまうと著作権の問題が起こります。週報や周年記念でこの写真が使いたいということがあれば、『友』から出したものだということをマークしていただければお使いいただけるものや、国際ロータリーの写真でも使えるものがありますので、編集部にお問い合わせをいただきたいと思います。

○これからの活動について
 『友』を取巻く環境は大きく変化しています。そこで、『ロータリーの友』は7月号から、これまでのA4判変形からA4判になりました。またホームページも「ロータリージャパン」から「ロータリーの友」と名前を変えてリニューアルしました。
2020年には東京オリンピックがあり、また東京クラブができて100年になります。日本中でお祝いをしようということで、ロータリーの友は文庫、米山と一緒になって編纂準備委員会を作り、現在は編纂委員会として、新しい日本の歴史を作っていくであろう、われわれロータリーの今後に向けた年史を作りたいと考えて、活動しています。
今後もよりよい『ロータリーの友』を作るためには、皆さんとの協同関係が大切です。投稿をいただいたり、これはおかしいというようなご意見をいただいたり、いろいろなことで協力をしていただけたら、ますますいい『友』になるだろうと考えていますので、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。


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