活動報告

第16回例会卓話「イニシエーションスピーチ」

2016年10月28日

「イニシエーションスピーチ」
 今井宏美会員





 6月に入会させて頂き、ご紹介者の田中淳一さんをはじめ、会員の皆様に深く感謝申し上げます。常日頃の温情のご指導により、新しい刺激と学びを頂いております。本当にありがとうございます。
 本日は、簡単な自己紹介と、今後のロータリアンとして目指す目標に関してお話させて頂きます。
 私は、英会話講師として約35年、TOMATISメソッドという世界的な広がりを持つ聴覚のコンサルタントとして約20年、英会話だけでなく、国際コミュニケーションやコミュニケーションも合わせて指導する様になり、発達障害のお子さんや、鬱病などの精神疾患をお持ちの方の指導も含めた活動をさせて頂いています。5年前にNPO法人IMAI研究所を立ち上げ、脳神経生理学の研究、コミュニケーションの研究を進めて、受信発信のしくみをどのように身体、脳、心を使って生かしていくかを教育しています。まだまだ若輩者ですが、ロータリアンとしても、コミュニケーション力を使ってあらゆる視点から学ばせて頂き、世界のロータリーから受信し、また世界へ発信していけるように精進させて頂きますので、どうぞ、これからも、ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。
 又、下記スピーチの中でご紹介させて頂いたIMAI研究所での研究内容です。

【聴覚に関する講習内容】
 国際コミュニケーションの道具である英語が求められる現代ですが、英語を話せないと言っている日本人がどの位いるか、想像してみて下さい。実は、初級者のみならず、海外赴任歴が10年以上であったり、英語教師であったり、英語力があるにも拘らず、英語を使ったコミュニケーション力に不安を抱いている人は少なくありません。
そこで、今回は、耳と声のトレーナーとして作り上げた20年間の研究から、国際コミュニケーションの為の聴覚教育をご紹介させて頂きます。
耳と声を上手く使えば、初級者であっても、即座に英会話を楽しむ事が出来ますし、英語のプロであっても楽に情報の出し入れをする事が出来ます。
すぐに道具として使い、コミュニケーションの経験値を重ねてスキルアップを図った方が、どれだけ有意義な時間を過ごせるでしょうか。耳と声を利用して、英語回路を楽しみながら作り、国際コミュニケーション力を身につけましょう。
 コミュニケーションには、受信力、発信力、そして、それを支える想像力と創造力が必要です。きちんと聴き取り、相手の心に届くように伝える。その為には、相手が何を感じ、考えているのかを想像しながら聴き取る受信力と、自分が何を感じ、考えているのかを、相手が理解出来るように創造していく発信力が必要です。ところが、多言語を話す時は別な問題が関与します。身体の作りは母国語を操るように出来上がっているので、筋肉から呼吸使いまで、身体の作りそのものを、母国語から、他の言語にあわせた物に変えていかない限り、母国語でない言語の正しい回路が出来ないのです。
 私達は、胎児の時から刻まれてきたリズムや周波数が織りなす聴き取り方、捉え方、感じ方、の違う民族耳を持ち、その民族耳に影響されて表現の仕方が違う文化を作っています。その民族耳が、英語と日本語では、大きく異なるので、そもそも日本語の為の回路を通して英語を話すという点に不都合があるのです。

フランス人耳鼻咽喉科医アルフレッド・トマティス博士の聴覚の研究から、下記図のように言語別の特性(優先的に聴き取る周波数帯)により、情報の受信発信に違いがある事がわかっています。
言語の習得には、この受信、発信のしくみと違いを理解した上で母国語とは違う回路を確立する必要があります。
情報の入り口である耳と、出口である口、そして音を作り出す舌や呼吸を、英語を使う為のものに筋肉から鍛え直す事で、英語本来の流れを持つ英語回路を作る事が出来ます。
今まで、聴くだけ教材となる物が数多く販売されました。買ったのはいいものの、結局使えなかった高額教材も、この英語回路さえ作れればもっと効果的に活かす事が出来るのです。意識を高めて、“聞く”を“聴き取る”に、又、“話す”を“伝える”に変える事が大切です。
言語は、感情と結びつけ、呼吸と響きで表現する事で生きた物となります。そして始めて、自分の思いを表現し、相手の思いをキャチするコミュニケーションが成立するのです。その表現力として欠かせないのが、言語の流れの特性(プロソディー)です。英語をキャッチしたり発話したりする為の筋肉を使い、プロソディーを身につける事で、自信と誇りを持って国際社会へ飛び出しましょう。
【英語回路学習法】
高周波帯の音や、骨導音等、を使い耳の中にある小さな筋肉や聴覚器官を刺激する事で耳の機能を調節し、リスニング力である英語耳作りを行ない、スピーキング力の為の呼吸法や舌、口の筋トレを指導し、新しい言語の回路を作ります。
1. 高周波に敏感な耳を作る
   ❶ 高周波を強調して朗読する
   ❷ 自然の中で耳を澄ませる
   ❸ 高周波音を出すバイオリン協奏曲を聴く
2. 横隔膜インナーマッスルを鍛える
   ❶ ドローイン呼吸法で筋肉を鍛える
   ❷ 相手に届く響きのある声を作る
   ❸ 1息リーディング練習で呼吸を深くする
3. 舌の筋肉を鍛える
    ❶ 滑舌を良くする
    ❷ 聴覚刺激で集中力をつける
4. 情報処理能力を上げる為の右利き耳回路を作る
    ❶ 右耳回路朗読練習
    ❷ 感情と同期させたプレゼンテーション練習
    ❸ 気持ちを読み取り,伝える会話練習
5. プロソディーを身につけ、コミュニケーション力をつける
  感情と結びつけ、呼吸と響きで表現する事で言語は生きた物となります。そして初めて、自分の思いを表現し、相手の思いをキャチするコミュニケーションが成立するのです。その表現力として欠かせないのが、言語の流れの特性(プロソディー)です。
   ❶ 感情をイントネーションにのせて心に届かせる(右脳)
   ❷ 論理的思考で相手に分かり易く伝える。(左脳)
   ❸ アクセントでリズムを出し、速さの調節で大切な箇所を強調し大切なポイントをきちんと伝える 





㈱プロソディー 代表
NPO法人IMAI研究所 理事長  
NPOトマティス聴覚・心理・発声ケア協会 理事
TOMATIS コンサルタント
http://tomatis-jp.com
http://i-imai.org/
著書 「1日5分 高周波英語トレーニング」                         
2015年6月出版 (IBCパブリッシング出版)




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