活動報告

第44回例会卓話「これからの高齢社会に向けて」

2017年06月09日

「これからの高齢社会に向けて」

K&Yヘルスケア株式会社
よりそい看護ケアセンター 代表 栗原美穂子様

【保健医療福祉をめぐる社会的動向】
横浜市では、2025年高齢者が100万人を超え、高齢化率が26.8%になると予測されている。
病院は、機能分化が進められ、高度急性期・一般急性期・回復期などそれぞれの機能や特徴を持つ病院が多くなるが、病院の数は変わらないことからベッド数が足りない状況が見られると予測されている。特に回復期のベッド数が足りなくなる見通しである。
【医療・介護分野の改革】 社会保障制度改革国民会議報告書(2013.8.6)
•高齢化の進展により、疾病構造の変化を通じ、必要とされる医療の内容 は、「病院完結型」から、地域全体で治し、支える「地域完結型」に変わらざるを得ない。
•急性期医療を中心に人的・物的資源を集中投入し、早期の家庭復帰・社会復帰を実現するとともに、受け皿となる地域の病床や在宅医療・介護を充実させる。
•医療・介護の在り方を地域毎に考えていく 「ご当地医療」が必要 。
•医療と介護の連携と地域包括ケアシステムというネットワークの構築。
•「医療から介護へ」、「病院・施設から地域・在宅へ」の観点から、医療 の見直しと介護の見直しは一体となって行う必要がある 。
 *横浜市では、各区に在宅医療連携拠点を医師会におき、病院と地域(医療と介護)との連携体制を整えている。鶴見区は、さわやか相談室
(☎045-503-1289)。
【介護保険制度】
•介護保険は、65歳以上の方全員と40歳以上で、国が指定した特定疾病が原因で介護が必要になった方が対象
•介護保険を使って受けられるサービスは、訪問介護(ヘルパー)・通所介護(デイサービス)・福祉用具貸与(介護用ベッドや車いすなど)・訪問看護・訪問入浴などさまざまである。
•介護保険制度を使うためにコーディネイト役をしてくれるのが、ケアマネジャーであり、ケアマネジャーの基礎資格は、介護福祉士63%である。
•在宅療養に向けての体制として、24時間対応の診療所・訪問看護ステーションが多くなってきている。
  【今後の看護の多様性】
今後、高齢社会、病院の在院日数の短縮、制度内での制約などで、その人のニーズに応えられない部分が出てくる。そこで、保険外サービスとしてその人のニーズに合わせたオーダーメイド看護ケアの提供が必要なのではと考えた。これは、時間・場所などに制限のある介護保険や医療保険の訪問看護サービスでは実現できない「必要な時に必要な時間数をご希望の場所」で利用できるサービスとして自費で行うサービスである。看護師が、ご本人ご家族の意向を伺い、主治医や医療介護関係者と連携し看護ケアを提供し、その人らしい人生のサポートをしていく事業である。
これから先のことを考えると・・・
要介護状態にならない。年だから、という言い訳をしない年齢の重ね方を心掛ける。自分らしく生きるために、自分のことは自分で判断し動いていく。病気と上手に付き合う。自分自身の健康管理を行う。以上のことが重要である。
そこで、健康上の相談や健康に関心を持ってもらうための動機付け、病気を持っている人は病気と上手に付き合っていくためにどうしたらよいのかなど、いつでも相談ができるよう地域に『コミュニティナース』を作っていきたいと考えている。
最後に・・・
今後、高齢者が健康寿命を延ばし、生き生きと過ごしていただくためにご協力・ご支援をいただき、健全・健康な社会つくりに向けて一緒に取り組んでいただけたら幸いです。今回は、このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。


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