活動報告

★INTERCITY MEETING 報告

2018年03月02日

★INTERCITY MEETING 報告
幹事 齋藤 実

1 IM概要について
2018年3月3日13:00より、国際ロータリー第2590地区2017-18年度 第4・5グループINTERCITY MEETING(以下「IM」)が開かれました。
第1部は「現代の貧困~子供達の未来に向けて~」と題して、姜尚中氏(以下「姜氏」、東京理科大学特任教授)から基調講演がありました。また、第2部はコントと落語のアトラクションがあり、その後閉会式、懇親会となりました。特に、姜氏の基調講演が示唆に富むものであったので、この内容をご報告させていただきたいと思います。

2 基調講演について
 姜氏は、現在、熊本県立劇場館長を務められていています。ご自身の出身地である熊本は、全国で最も貧しい県の1つ。それでも、かつては、熊本からも、勉強をすれば東京大学などに入ることが出来ました。ただ、今は、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学の学生の多くが、東京を中心とする関東出身。しかも、収入の高い家庭の子どもが大半を占めます。次第に、日本の社会でも、格差が確実に広がり、世代間で連鎖を始めています。
今回のテーマの現代の貧困は、このような格差と密接に関連しています。日本では、電車で物乞いをしている人がいないことからも分かるように、貧困が見えにくいことに1つの難しい点です。現実には、日本では、7人に1人が貧困といわれています。このような状況の中で、格差が固定化されはじめ、自由競争が働かなくなりつつあることは、大きな問題です。資本主義社会である以上、貧困や格差があることは致し方ないとしても、固定化することが問題です。
そこで、姜氏の解決のための提案は以下のようなものでした。先ずは、ヨーロッパでは教会が教育を担っていたのと同様に、神社仏閣がそれを担うべき。また、子ども食堂などが行われていますが、貧しい人以外も一緒に行うようにすることで、貧しい人も来やすくする工夫が必要です。さらに、家族が核家族化していることから、地域社会の人間としての絆を作ることが大事なのではないでしょうか。

3 幹事雑感
 基調講演は、現在の子どもの問題を深く考えさせられました。自分の大学時代、あるいは今の学生たちを見ても、大半が親元から通っていて、多くの親が大卒です。それでもまだ、私の学生時代は、地方から来ている学生がそこそこいたように思いますが、今は確実に減っています。自分で人生を切り開くという、明るい先が見えない社会は、決して健全とは思えないと、改めて、感じました。北欧の国々のような、国民間の平等を目指す国づくりも、1つの選択肢としてあっても良いのではないかと思います。


活動報告一覧へ戻る

Top