活動報告

第35回例会「脳育プログラム“受信力・発信力・活用法”」

2018年04月13日

「脳育プログラム“受信力・発信力・活用法”」
今井宏美会員



聴覚は眠る事がありません。終わりを迎える日まで働き続けるのです。また、始まりも聴覚です。子宮の中の胎児は、音を全身でとらえ、母親の心音で心の状態まで感じ取ります。胎児は、気導音(空気振動)ではなく、骨導音(身体的反射音)で言葉を刻み込んでいくのです。羊水の中でフィルターを通した音の捉え方をして、言語処理ではなく感受性で言語を学んでいきます。
 フランスの心理言語学教授、音響音声学の権威、アルフレッド・トマティス博士は、このような胎児の環境から、心と音声、言語、コミュニケーションの関係を研究し、改善の為のメソッドを作り上げました。
 私は、このメソッドを広めるトマティスカウンセラーという職業について、20年、多くの受講者を送り出し、多くの事例を目にし、受講者と共に聴覚改善で得た感動を味わってきました。 また、ここで調整された聴覚をどのように使えば、語学、心理、コミュニケーション、の力を生活に生かしていけるかという課題から、IMAIメソッドを作り、語学、心理、コミュニケーション等に関する問題点の改善、また、向上へ向けて聴覚研究を進めています。
  本日は、このIMAIメソッドに関して簡単に講習させて頂きます。脳トレや聴覚改善、また、語学学習に役立つヒントを見つけて頂ければ幸です。
 IMAIメソッドでは、まず学習の出発点である「聴くこと」を学ばせ、自信を持ち、正しい発音で「話すこと」、次いで論理的に思考する英語回路のプロセスを経て「思考すること」を教育し、正しい英語学習活動に入らせます。
 言葉のダイナミズムが神経回路に正しく擦り込まれないとしたら、英語という言語の世界が歪んだ状態として映り、情報を正しく取り込めない、また、伝えられないという結果になってしまいます。情報の伝達路である聴覚は、胎児の時からリズムを刻まれて、誕生後、環境に合わせてゲート制限されていきます。日本語に合わせて制限された聴覚をそのまま使おうとすると、頭脳に十分情報が伝わりませんし、音声は歪んだ形で聞こえてしまいますので、意味やメッセージを理解するのに大変な努力が必要になります。日本人の英語学習者の多くは、能力的には問題がないのに、聴覚が不全であるため、それを活かすことができないでいるのです。
英語コミュニケーションの場では、聴覚教育による改善がかなり期待できます。 英語を正しく捉える為の聴覚教育プログラムを指導し、英語脳を使えるように、心を表す英語の韻律と、聴き取り、発声に必要な身体の使い方、鍛え方を、IMAIメソッドがサポートしています。 

英語コミュニケーションの為の脳と心と身体を作る。
図1のように、言語にはそれぞれのパスバンドがあり、その違いを意識した聴覚トレーニングをする事で、音を感情と結びつけ、呼吸と響きで表現する事で言語は生きた物となります。そして初めて、自分の思いを表現し、相手の思いをキャッチするコミュニケーションが成立するのです。その表現力として欠かせないのが、言語の流れの特性(プロソディー)です。プロソディーを身につけ、英語脳を完成させましょう。プロソディーとは・・・①Intonation (音の高低)②Accent (呼吸使い・息のため方、ぶつけかた)③Fluency (流暢さ・ゆっくりと速く)



 また、左耳より脳への情報伝達速度が速い右耳を鍛えて言語回路を確立すると、言語処理を速く正確にする事が出来ます。手や足のように、耳にも利き側があるからです。トレーニングで右利き耳を作りましょう。
•情報が大脳に向かう伝達回路は、右耳回路のほうが左耳回路よりも時間的に短くなっています。大脳へのゴールを目指して、近道を取るか、迂回路を取るか、その差は大きなものです。
•200メートル走に例えて言うと、右利き耳の人は、左利き耳の人よりも、1~2メートル先からスタートするのと同じくらい有利であるといえます。
•右利き耳にすれば・・・
•リスニング力、発音力、理解力、コミュニケーション力がアップします。




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