活動報告

第38回例会「子供が売られない世界を作るために」

2018年05月11日

「子供が売られない世界を作るために」
認定NPO法人かものはしプロジェクト 草薙直基様

皆さま、こんにちは、かものはしプロジェクトの草薙と申します。かものはしプロジェクトとは「子どもが売られない世界をつくる」活動をしている認定NPO法人です。
私がこの問題に関心を持ったきっかけは大学生の時のベトナム訪問です。ベトナム人の友人がいるのですが、彼の実家への帰省に連れていってもらいました。ベトナムに着いてからたくさんのぼろぼろのテントのような家に住んでいる家族を目の当たりにする機会がありました。明らかに十分にご飯を食べられていない家族をたくさん見て「彼らは何か悪いことをしてその罰としてこのような生活を強いられているのだろうか。」と考えました。そう考えた時に私は違うのではないかと思いました。彼らが貧しい生活を強いられているのはただただ、生まれ落ちた場所がベトナムの貧困街であったというそれだけの理由ではないかと感じ、そんなのはおかしいと思いました。そのようなアンフェアな現実が未だに世界にあるのであれば、そのような問題をなくすために今後活動したいと思い、その時から貧困問題や社会問題に興味を持ち出し、今もこのような活動を続けています。

さて、活動内容ですが、1990年代から、子どもの被害者が急激に増えていたカンボジアで、「子どもを買わせない・売らせない」ように活動をしています。
 子どもを買わせないために、警察が加害者を逮捕するよう、NGO団体とカンボジア政府と協力し、警察官への訓練に資金を提供しています。法律が改正されても地方の警察には情報が提供されていなかったり、証拠を押収する知識がないために裁判を起こしても無罪になってしまったりという状況がありました。ですが、これらの活動を進めてきた事により、加害者や売春宿の摘発件数が増加しています。
また、子どもを売らせないためにカンボジアのい草で生活雑貨をつくる工房を運営し、貧しい家庭の大人に就業の場を提供することで、子どもを売り渡すことを未然に防いでいます。
状況が改善してきているカンボジアでの活動を進めながらも、2012年からはインドでも活動のフィールドを広げております。インドでは現地のNGOと協同してトラフィッカー(女の子達を誘拐し、売春宿に売り飛ばす人)の有罪判決率が著しく低いということがわかってきており、その有罪判決率を上げる活動を実施しています。
ここまでご支援頂いている方々のおかげで約14年間活動をすすめることができています。今後はインドでもこの問題をなくすために活動を継続して参りますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


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