活動報告

第16回例会卓話「イニシエーションスピーチ」

2018年10月26日

「イニシエーションスピーチ」
松原育美会員

職業は一般建設業の石工事業になります。
家業の石材店は、鶴見駅西口と総持寺の中間点で主に墓石工事を中心に営んでおります。
私でちょうど10代目で、今年7月に社長交代を致しまして11代目の新社長を迎える運びとなりました。(長男、淳一)私も取締役会長になり、少しは楽が出来ると思いましたが残念ながらそうもいかないようです。業界の役職は、神奈川県石材業連合会の会長をしております。当社、製作作品集は、私共のホームページを見て頂ければ掲載しておりますので興味の有る方はご覧いただきたいと思います。近年の大作としては俳優の故、石原裕次郎家、経済界では元日本鋼管社長、山城彬成家 元経団連会長、御手洗冨士夫家(御手洗冨士夫様はご存命です)
などの著名人のお墓も手掛けました。それもこれもお出入りの總持寺さまのお陰と感謝しております。
ただ、先代、先々代が申すには石屋は大きくしてはいけない。大きくするとつぶれるよと云う家訓を守りながら家業に専念しております。
 光陰矢の如しと申しますが私達の業界も様変わりしているようで本来、技術の伝承がメインで、作品を作り後継者が受け継いでいくという事でしたが今は作る事より販売する力が必要になってきたように思えます。異業種参入が顕著な例です。
どんな業界でも日々研鑽しておりますが、私たちの業界は、石材を輸入するようになってから、住まいの一室で店舗なし従業員なしでインターネットにて商いが出来るようになってしまいました。受注後はすべて下請けまかせで商いをしています。これは大型販売店さんの営業さんの独立によって起きた現象だと思いますので長くはつづかないと思われます墓石に関して少しお話を致しますと、墓石は何故高いのかと良く聞かれます。何故でしょう?墓石3基作るのに、大体10基作らないと3基しか生きないと言われます。その位皆様の目が肥えているのです。白い玉、黒い玉、むら傷など自然から生まれた石ですので、まったくない物は有りませんがお客様の気持ちを伺っているとこのような現象になります。ですから高いのです。10基分の単価が3基分に乗っています。歩留まりの関係です。残った墓石のパーツは出来るだけ良い所を組み合わせて、霊園業者さんに破格で引き取って戴きます。それが良くチラシに入ってくる一式、幾らの世界です。ところが近年は製品で輸入されてきますので価格については安定してきております。信用できる仕事をして、アフターサービスもしっかりしている事がベストだと私共は考えております。墓石工事は、お引き渡しが完了すると、次回お会いできるのが通常で30年から50年後が通常です。まれに、すぐお会いする事も有りますがその時に真価が問われます。
ある時、初老の紳士にお前の店で頼んでよかったよと云って、昔の手書きの領収書を出されてびっくりします。どこもくるってないよ。石屋さん私が5~6才のころにお爺さんに連れられてお墓参りに良く来たんだよ。ほんとは花月園遊園地に連れて行ってもらって遊び終わると、つるの子饅頭を食べてから帰るんだよと言っていました。
こんな時は本当に石屋でよかったなぁと思います。
安心できる石材店は、安心できる松原石材店へということでお考え頂ければと願っております。
 失礼を試みず、取りとめもないお話で大変恐縮致しておりますが話し下手な話をお聞き頂き感謝いたすとともに、当クラブの皆様方との親睦と奉仕活動を通じて社会に貢献できるよう微力ではございますが、努力したいと思っておりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

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