活動報告

第18回例会卓話「自然にやさしいお墓の話」

2018年11月09日

「自然にやさしいお墓の話」
公益財団法人日本生態系協会
参事  佐山義則様

当協会は、2016年に日本で初めての自然を守り再生するお墓『森の墓苑』を千葉県内に開園しました。本日は、このお墓についてご紹介いたします。

ご存知のように現在の日本が抱える大きな社会問題には、少子高齢化と東京一極集中があります。そして、それらの結果として、首都圏の墓地不足と墓地開発による貴重な自然地の喪失が各地で問題となっています。
 
全国の自然保護団体のセンター的役割を持つ当協会としては、墓地開発による自然破壊を止めるための策を考え提案する使命がありました。そして、先進諸国ではこのような問題にどのように対処しているかを調べた結果、自然を守り育てる方法のひとつ、「ナショナル・トラスト活動」の一環として、「石ではなく在来の樹木を墓標にしたお墓」をつくり、ご契約いただいた費用を充てながら自然を再生するという形式たどりつきました。つまり、ここに入ることが社会貢献なるのです。

『森の墓苑』のある場所は、かつて土砂の採掘がおこなわれ自然が無くなってしまった場所なのですが、50年にわたる計画に基づいて、ご契約、ご納骨とともに植樹され、将来は墓苑全体が本物の森に戻していきます。ご遺骨は白布に移し、地面に掘った穴に直接お納めします。つまり、自然をこわさず、取り戻し、本当の意味で自然に還るというところが、いわゆる樹木葬(墓地)などとの大きな違いです。
 散骨とは異なりお参りの対象があることや、花や実を結ぶ木の生長を見守っていくことで、「心が癒される」と、ご遺族にもお喜びいただいています。
 当協会は国認可の公益法人なので、宗旨・宗派や信仰の有無を問わずご利用いただけます。また、すべての区画でペットも一緒にお眠りいただけます。事実、ご契約者の半数はワンちゃんネコちゃんとの埋葬をご希望です。

 埋葬後は、お墓そのものを自然にゆだね専門スタッフがお世話をいたしますので、後継者は必要なく費用もかかりません。家族に負担をかけたくないと願う方には安心してお眠りいただけます。もちろん、生前契約にもお応えします。
 お墓のタイプは大きく2つ、個別の区画に木を植えることのできる「個別墓」と、シンボルツリーの周りにともに眠るお一人さま用の「合葬墓」があります。埋葬と管理の委託料は30万円から。どちらのタイプもお好きな場所を選べます。
 毎月、説明会を開催していますので、ぜひ、見学にお越しください。


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