活動報告

第18回例会卓話「アメリカ東部のロータリースピリット」

2014年11月14日

「アメリカ東部のロータリースピリット」
~国際親善奨学生の経験を通じて~
R財団学友 神谷智彦様

今となっては少し前のことになりましたが、ロータリー奨学生として米国ワシントンDCのジョージタウン大学ローセンターでインターネット法、知的財産法、会社法等を学ばせていただきました。 私が学んだジョージタウン大学ローセンターでは、およそ60カ国からの出身者が一学年に在籍しており、経験も価値観も全く異なる人同士での議論が日常でした。時に意見の対立もありましたし、理解できないことに遭遇することもありました。しかし、それをいかに乗り越えて相互理解を持つ努力をするのか、という姿勢の重要性を学ばせていただきました。これが現在、15カ国のほどの同僚と仕事をしていく上で活きています。
また、学びの機会を得たことが単に留学としてではなく、ロータリー奨学生としての留学であったことによって得られた経験知は、学業のみならず、仕事のコアとなる部分で現在の外資系企業での各国間との日々の仕事でも大変生きており、また掛け替えのない国を超えたネットワークを築くことが出来たと思います。 実際に渡米し、ロータリークラブやローターアクトの活動に関与しますと、本やインターネットでは分からなかった現地の実情や文化的な背景、行ってみて分かった事もたくさんあり、それこそが具体的な相互理解につながる経験知となったように思います。幸いなことに、現地で出会ったロータリー関係者とは、今も連絡を取り合っており、出張などでワシントンに赴く折に再会する機会を得ております。
勉学とともに、現地でのロータリークラブに訪問させていただき、スピーチの機会を得、遠く離れた場所にあっても共通の価値観、共通の目標で活動されているロータリーの存在、ロータリーの哲学を強く感じることが出来ました。各ロータリークラブでは手放しに奨学生を歓迎して下さり、派遣元ロータリークラブのことや故郷のことに関心を持って聞いていただきました。また、11月はロータリー月間で、アメリカでも同様にポリオプラスのイベントのほか、国連でのイベントや地区大会などたくさんのイベントが行われ、そちらでも新たな出会いがあるなど、大変、刺激的な経験をさせていただきました。恐らくはことしもまさに現在、ロータリー月間にちなんだ多くのイベントが開催されているのではないかと思います。
ワシントンDCでは2月頃にinternational nightというイベントが行われており、幸い私がおりました時には日本国大使館で行われました。さらに3月になりますと、桜祭り、JAPAN FESITIVALが行われます。この時ほど日本人として誇りを感じる瞬間はありませんでした。三月後半、桜が咲き始めると全米からたくさんの人が訪れ、訪れる人全てが日本からの贈り物であるポトマック川周辺一面に咲き誇る桜を見、102年前に桜の苗木が送られた歴史に想いを馳せ、日本のことに思いを馳せる瞬間を持つのです。
ロータリアンの皆様におかれましては、異国の地で勉学に励みたいという志ある若者のために多大で貴重なご貢献をいただいています。これはいわば、奨学生が桜の苗木となって現地に派遣いただいていることを意味し、長い年月を経て平和という形になって花が咲き、実を結ぶものではないかと信じます。今後とも、ロータリー奨学金のご支援を賜りますよう、お願い申し上げ、本日の卓話とさせていただければと存じます。

活動報告一覧へ戻る

Top